国同士が一致団結
中世の北欧の歴史を見ていきましょう。イタリアがバラバラでまとまりのない状態だったのに対して、北欧では国同士が手を取り合い、団結します。
イタリアとは大きく違いますね。
デンマーク女王のマルグレーテがリーダーシップをとり、デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの3国から成るカルマル同盟を結びました。ちなみにカルマルとはスウェーデンの都市の名前です。バルト海に面した城塞都市です。
きれいな街ですね。
ハンザ同盟に対抗
にしても、どうして北欧諸国はカルマル同盟を結んだんでしょう?
その理由の一つに、ハンザ同盟への対抗があります。自分たちのすぐ近くで栄えているハンザ同盟に負けないよう、手を組みました。
覚えてる?
11~12世紀ごろ、ヨーロッパでは次々に自治都市が生まれ、自治都市同士で同盟が組まれるようになった。リューベックを盟主とするハンザ同盟は生活必需品の取引で栄えた。
中世都市の成立
中世都市の成立